ネルンスト N2035A ACID 露点計
適用範囲
ネルンスト N2035AACID露点計ボイラーおよび加熱炉の排ガス中の酸露点温度をオンラインでリアルタイム監視する装置です。
測定された酸露点温度に応じて、ボイラーと加熱炉の排ガス温度を効果的に制御できます。機器の低温硫酸露点腐食を軽減します。運転時の熱効率を向上させます。ボイラー運転の安全性を高め、機器の耐用年数を延ばします。
アプリケーションの特性
ネルンスト N2035A 使用後ACID露点計（酸性露点）では、酸露点値、酸素含有量、蒸気（％水蒸気値）または露点（-50℃～100℃）、水分含有量（g/kg）、湿度値RHを正確に知ることができます。ボイラーや加熱炉の排ガス。
ユーザーは、機器の表示または 2 つの 4 ～ 20mA 出力信号に従って、排ガス温度を排ガスの酸露点よりわずかに高い範囲内で制御できます。低温酸腐食を回避し、ボイラー運転の安全性を高めます。
応用原理
産業用ボイラーまたは発電所ボイラー、石油精製および化学企業、加熱炉。燃料としては、化石燃料（天然ガス、製油所乾性ガス、石炭、重油など）が一般的に使用されます。
これらの燃料には多かれ少なかれ一定量の硫黄が含まれており、硫黄が生成されます。2過酸化物の燃焼過程にあります。燃焼室内に過剰酸素が存在するため、少量のSOが発生します。2さらに酸素と結合してSOを形成します3、鉄2O3とV2O5通常の過剰空気状態では。 (排ガスや加熱された金属表面にはこの成分が含まれます)。
SO全量の約1～3%2SOに変換されます3。それで3高温の排ガス中のガスは金属を腐食しませんが、排ガス温度が 400°C を下回ると、SO3水蒸気と結合して硫酸蒸気が発生します。
反応式は以下の通りです。
SO3+H2おお2SO4
硫酸蒸気が炉尾部の伝熱面で凝縮すると、低温硫酸露点腐食が発生します。
同時に、低温加熱面で凝縮した硫酸液も排ガス中の粉塵に付着し、除去が困難な粘着性の灰を形成します。煙道ガス流路が遮断されるか、さらには遮断され、抵抗が増大して、誘引通風ファンの電力消費が増大する。腐食や灰の詰まりは、ボイラー加熱面の作動状態を危険にさらします。排ガスにはSOが両方とも含まれているため、3と水蒸気では、H が生成されます。2SO4蒸気が発生し、排ガスの酸露点が上昇します。排ガス温度が排ガスの酸露点温度より低い場合、H2SO4蒸気は煙道と熱交換器に付着してHを形成します2SO4解決。さらに機器を腐食させ、熱交換器の漏れや煙道の損傷を引き起こします。
加熱炉やボイラーの支持装置では、煙道と熱交換器のエネルギー消費が装置全体のエネルギー消費量の約50％を占めます。排ガス温度は加熱炉やボイラーの運転熱効率に影響を与えます。排気温度が高くなると熱効率は低下します。排気ガス温度が10℃上昇するごとに、熱効率は約1%低下します。排ガス温度が排ガスの酸露点温度より低い場合、機器の腐食が発生し、加熱炉やボイラーの運転に安全上の問題を引き起こす可能性があります。
加熱炉とボイラーの適切な排気温度は、排ガスの酸露点温度よりわずかに高い必要があります。したがって、加熱炉とボイラーの酸露点温度を決定することが、運転熱効率を改善し、運転上の安全上の危険を軽減する鍵となります。
技術的特徴
• 専用プローブ測定：1台で酸素量、水露点、水分率、酸露点を同時に測定できます。
•マルチチャンネル出力制御:アナライザには 2 つの 4 ～ 20mA 電流出力とコンピュータ通信インターフェイス RS232 またはネットワーク通信インターフェイス RS485 があります。
• 測定範囲：
0℃～200℃酸露点値
酸素含有量1ppm～100%
0～100%水蒸気
-50℃～100℃露点値
水分含有量 (g/Kg)。
•アラーム設定:アナライザには、1 つの一般アラーム出力と 3 つのプログラム可能なアラーム出力があります。
• 自動校正:のACID露点計は、さまざまな機能システムを自動的に監視し、測定中のアナライザーの精度を確保するために自動的に校正します。
•インテリジェントシステム:アナライザは、所定の設定に従って、さまざまな設定の機能を完了できます。
•表示出力機能：アナライザは、各種パラメータの強力な表示機能と、各種パラメータの強力な出力および制御機能を備えています。
•可変パラメータの選択:さまざまな燃料（褐炭、洗浄炭、微粉炭、天然ガス、高炉ガス、重油、各種燃料油など）に応じて選択できます。2異なる硫黄含有量と各燃料の SO への変換率によって生成される3、さまざまな燃料の高精度の燃焼排ガス酸露点値を直接取得します。
•インストールはシンプルで簡単です。アナライザーの設置は非常に簡単で、ジルコニアプローブと接続するための特別なケーブルがあります。
仕様
表示方法
• 32ビットカラー英語デジタルディスプレイ
出力
・2チャンネル 4～20mA DCリニア
• 酸露点、
• 水蒸気
・水分含有量
• 水露点、
• 残留酸素
• 4ウェイプログラムアラームリレー
・RS232シリアル通信
• RS485ネットワーク通信
範囲: キーボードで設定
・酸露点値0℃～200℃
・水蒸気0～100%
• 0～100%の湿度値
・0～10000g/kg
・露点-50℃～100℃
すべての出力範囲は調整可能ですary パラメータ表示y パラメータ表示
正確さP
• 精度±0.5℃
• 分解能 0.1℃
・繰り返し精度±0.5%
その他の測定精度は酸素測定精度を基に算出
適用排ガス温度
・0～1400℃
SO2ベース
10ppm～15%
SO3変換
0.1%～6%
基準ガス
基準ガスにはマイクロモーター振動ポンプを採用
パワールール要件
AC85V～AC264V 3A
動作温度
動作温度 -40°C ～ 60°C
相対湿度 5% ～ 95% (結露なきこと)
保護の程度
IP65
IP54 (内部基準エアポンプ付き)
寸法と重量
幅300mm×高さ180mm×奥行き100mm 3.0kg
